博多美人に出逢えた
人形師高野幸博


博多人形は古く、1600年(慶長5年)にまで遡ります。現在でも、福岡県が世界に誇る無形文化財の一つとなっています。
高野先生は、先代から人形工芸をひとすじ受け継いて、長年、独自な色彩と動きを練り上げ、一つ一つの人形さんに命を吹き込みました。
博多人形の特徴として、過大な変形をせず、人形さんの美しさと可愛らしさを最大限に充実に表現されています。だからこそ、最高級の画材、技術、感性、全ての生涯をかけて、数え切れない程の生みの苦しみと喜びを繰り返し、人形さんをわが子のように大切にされています。
最高の刹那を永遠に作品に綴じ込んだ、目の前にいるのに、永遠に届かなぬ恋の切なさ…。

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