閉ざされた世界に咲き乱れる
菊池麻美

菊池麻美

元々、中国と日本には水墨画、書道があり、紙に水性の絵具で描く伝統があった。日本画は膠、水彩画はアラビアゴムを使うという違いはあるが、水彩はアジア人の肌になじむ画材だった。しかし、「水彩画より油彩画の格が上」という観念から、水彩画は時代に現代美術の舞台から姿を潜め、画家が瞬間的な感動をスナップショットのような描くものへ転換した。現実を受け止め、迷いが無く、主流派の嗜好に媚びない、真っすぐに描いた菊池の作品を見て、「日本」という背景下の水彩画の魅力を少し感じ取って頂くと幸いです。

HP http://kikanukaki.wixsite.com/kikanupicture

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